来年25周年を迎えるにあたり、資源循環事業の再構築について

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       弊社は来年6月、創業から25周年を迎えます。今ある事業を踏まえ、未来を展望します。

 

1競合性

   バイオマストイレは、水洗水が循環式で、移動が可能であり、汚水の排水と汚泥の汲取りがない環境に優しい仮設トイレです。他の仮設トイレは、簡易水洗式やオガ屑を使うバイオトイレ等定期的な汲取りが必要となりますが、本装置のメンテナンスは、清掃や異物除去が主となります。従って、地震、津波、火山噴火、集中豪雨等自然災害時や東京パラリンピック等イベント用及び土木建築工事現場や宿舎の仮設トイレとして最適な性能を有します。更に、固定式トイレとしても、水洗水を循環して使える、雨水が利用出来る、汚泥が出ない等の特徴があるので、各地の公園、集合住宅、大型オフィスビル、船舶等に適用しても大きなコストパフォーマンスを発揮します。

 

2収益性

  本事業は、移動可能な循環式水洗トイレと言う画期的な技術に基づいているので一般的な価格競争に与しません。避難場所やイベントの仮設トイレ及び国公立公園の山岳トイレ等は、汲取り式なので、臭く汚く使う人が日常的に不快な思いをしています。特に災害時体育館等に雑魚寝を余儀なくされる避難場所では、被災者が臭く汚く、しゃがまなければならず、夜は怖い仮設トイレに行く回数を減らすために、水分補給を我慢して、エコノミー症候群等で体調を崩してしまい、最悪事態の災害関連死が多発しています。水洗水を循環させて無排水、清潔衛生的で移動が可能なトイレは他に例が無いので、災害備蓄、土木建築工事現場及び宿舎、東京パラリンピック、国公立公園等への多角的な事業の展開と収益の確保が可能です。

 

3成長性

   弊社は、東日本大震災の被災を契機に災害時のトイレパニックを解決するバイオマストイレの事業化に取組んで参りました。本バイオマストイレの実用化によって、上記の差別的な事業を国内で多角的に展開することに依り、安定的な成長性を確保します。又、事業は日本国内に留まらず、経済成長が進む一方で衛生環境が悪いインド、ミャンマー、ベトナム、フィルピン等東南アジアやその他下水道施設が未整備な国々等への世界的な展開が可能になります。更に、地球環境の保護を目的とする国際条約が、七つの海を航行する船舶の排泄物の海洋投入を全面禁止した暁には、全世界の船舶への本方式の導入が見込まれます。

 

4専門性

   弊社は、廃棄物を資源と考え医療廃棄物油化装置やアスベスト無害化装置の開発に取り組んで参りました。更に、被災後は他に例のない移動式・無排水の循環式水洗バイオマストイレの事業化により、微生物が地球の資源循環の主人公であることを再認識するに至りました。今後は、更に微生物の力を借りる専門技術力を高め、地域の食品残渣等の廃棄物と家畜糞尿等の排泄物を発電や熱エネルギーに変え、人口流出が続く被災地域の耕作放棄地を再生する6次化農業を準備しています。事業の収益は売電事業、廃棄物処理事業、6次化農業等複合的に積み上がる仕組みです。又、6次化農業に燃料代が掛からないことが大きな特徴となります。原子力や化石燃料に頼らず、日常的に地域の足元にある廃棄物や排泄物等を再生エネルギー化することに依り、災害に強い地産地消型の地場産業を被災地及び全国に創出します。

 

5社会性

    3.11東日本大震災の被害は、千年に一度と言われる程未曾有のものでした。震災前の被災地経済は、漁業と水産加工を中心とした食料供給地の役割を果たしつつも、地域の製鉄業や電子機器産業等の工場が空洞化して地域経済が疲弊したため、震災の前から人口流出と過疎化が進む状況でした。そして、被災から丸6年が経つにも拘らず、岩手県や宮城県沿岸部の津波浸水地域をはじめとして、廃炉の目途が立たない原発事故の福島県に至るまで、復旧・復興事業の遅延と長期化で被災地は、一層の人口流出が加速しています。弊社は、こうした東北の現実に絶望せず、持ち前のチャレンジ精神を発揮して、他に例のないバイオマストイレ事業と再生エネルギー・6次化農業を推進することで、被災地域の雇用と完全な資源循環産業を創出して、我が国の災害対策と地域経済の活性化及び世界経済の循環型形成と地球環境の持続可能性に多々寄与する所存です。

 

 

バイオマストイレのご紹介

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阪神淡路大震災では、生活インフラの都市型下水道施設が破壊されてしまい、各所で深刻なトイレパニックが発生しました。東日本大震災でも、被災した下水道施設の原状回復に多くの時間と費用と労力を必要としています。今後の災害対策を検討する場合、人口減少の中で下水道処理施設の整備費用と維持費が嵩むことが必定で、エネルギーの供給分野のみならず、生活雑排水分野でも分散型の処理システムが見直されています。

本装置は、災害時の避難場所や土木・建設現場及び作業員宿舎等の臭く汚い汲み取式仮設トイレの衛生環境を劇的に改善します。又、公共施設、集合住宅、オフィスビル、船舶等のトイレに雨水・中水が利用出来るので、本装置を導入することにより、災害時のリスク分散対策を講じることが可能になり、生活排水の環境負荷と設備・維持管理の費用を軽減する資源循環型システムを模範的に構築できることになります。

 2バイオマストイレの映像

・釜石移動式(仮設用)

https://www.youtube.com/watch?v=B8ITuSLIeDc

 

・富士山大型固定式(集合住宅・オフィスビル用)

https://www.youtube.com/watch?v=tLkVNFCXsPY

 

・静岡市小型固定式(車椅子用)

https://www.youtube.com/watch?v=HqIhpbwrLxk

 

3バイオマストイレの特徴:

1 汚泥が発生しないので、現行汚泥処理施設への運搬コストが軽減できます。

2水洗水は浄化した上で循環利用するので、日常的な生活排泄物等の処理に、貴重な  上水道を使う必要がなくなります。又、雨水の利用も可能です。

3公共施設、公園等のトイレの場合無導管、無臭、無排水、無汚泥及び化学薬品が無使用です。

4復興住宅等の家庭雑排水を伴う場合無臭・無汚泥・薬品無使用及び基準を順守して排水します

 

 

5年目の春・・・復興と再生

5年前のように凍える3月11日迎えた。屈託なく花見を楽しめる日は未だ遠い。

普代村は明治と昭和の2度の津波被害に学んで、3度目の人的被害を食い止めた。3重の堤防と水門で津波の破壊力を弱め、河川敷の防災林と緩衝帯で津波の攻撃力を吸収した。必ず来る災害に、最悪の事態を想定して2重3重に備えれば人的被害が防げる見本である。

今だ17万人を越える東北大震災・津波の難民、道半ばの三陸浸水地域の嵩上げ工事、帰還困難な福島の遥かな故郷。東北の人々は自然災害に命を奪われる歴史を生きてきたが、自然災害を生き延びても何時までも普通に生きられないのであれば、人災の領域と言える。

東京直下型地震、東南海地震が予想されるが、消防自動車が入れない木質住宅密集地区の網目、上下水道の断裂に弱い高層耐震ビル群、地震から5分で押し寄せる津波の速度にどう備えるのだろう。東北の惨状を放置して来るべき関東や東南海地震災害が防げるのか。

人口減少、過疎化した地域が津波に挫けず、被災の追い打ちを跳ね返して再生を遂げる。東北は岩盤が固いので工場立地に適し、自然が豊かなので食料と再生エネルギーの供給が可能な地域である。災害防御態勢を鉄壁にして、国の経世済民の持続可能性を支えるのだ。

自然の意思に従い、先人の知恵に学び、隣国と争わず、子孫のために生きようと思う。

2017年2月

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