2013年5月

北国の春

慣れているつもりでも今年の冬は、寒さが一層長く厳しく、春が待ち遠しいものでした。

大槌湾に面した釜石市片岸町の災害廃棄物処理施設は、事務所も休憩所も激しい突風で被害を受け、山側のドアには板が打ち付けられ、窓ガラスはガムテープで補強されました。最終処分場への長距離運搬は、凍結した路面が吹雪になると一気に視界が利かなくくなり、前車のテールランプを頼りに進むしかない過酷さなので、ドライバーの無事をただひたすら祈るしかありませんでした。

釜石の今年の桜は、お陰様で町の各名所で見事に咲き誇りました。この2年、華やかな桜花と壊滅した市街地との精神的な距離がかけ離れていたのですが、今年はようやく太陽の温もりとその有り難さを実感する事が出来ました。しかし、盛岡市内は冬が厳しく長かったので鳥の餌が不足してしまい、桜の花が鳥についばまれ、残念ながら満開を堪能できない寂しい花見となってしまいました。

写真は5月3日の北上展勝地です。不安定な天気でしたが、空の青と薫風が花見の人々を時々包んでいました。

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