2014年3月

かけがえのない日々

釜石駅銀河ドリーム号.JPGあれから3年、何事もない日常に感謝を捧げます。何事とは自他の生命や環境の危機です。いつか来ると言われて、やはり来た自然の猛威は、人知をあざ笑う過酷なものでした。家族団欒の食事、布団に包まって眠れること、当り前の有り難さが身に染みたものです。三陸地域では、人生で2度遭遇することも言われています。備えを怠ってはなりません。

3月で災害廃棄物処理事業が終息を迎えます。被災地に蓄積の無かった廃棄物処理技術と重大事故を防止する安全衛生管理の土木思想から多くを学びました。仕事とは言え被災地に張り付き、無事に我々を導いてくれた大成JV様に心より御礼を申上げます。お陰様で、引続き地元業者として浸水地域の嵩上げや三陸道の復興事業を生業とする道も開けました。

次の津波に備える土木建築工事の被災地復興特需は地域経済にとって有り難いものですが、一過性であることで地元は浮かれていません。地域経済の疲弊、人口流出と過疎化のトンネルが長く続いていたのです。宮沢賢治は岩手軽便鉄道のトンネルに宇宙を見出しました。インフラの創造力に甘えず、自立した地域経済の想像力で未来を切り開きたいものです。