年頭所感

034.JPG今年も関東地域は、穏やかな初日に包まれ、平安な正月を迎えることが出来ました。

しかし、東日本大震災津波からもう5年目を迎えようとしているにも拘わらず、18万人に及ぶ被災者の方々が、未だに何かと不自由な仮設住宅での生活を余儀なくされています。

 

千年に一度の大規模地震津波の被災者が、緊急の一時避難場所から取敢えず、個人の最低限の日常生活が成立つ様にと臨時で建てた仮設のプレハブ住宅は、断熱材が不十分で空調設備の効力が半減する状態にあり、床の湿気や隣の生活音が筒抜けの代物です。

 

日本列島が地球の地殻運動と火山活動を存立条件とする限り、東北以外の人々にとっても明日は我が身であることを忘れてはなりません。東日本大震災は、戦後推し進めて来た技術開発と経済活動の方向性が本当にそれで良いのかを問い糺す自然からの警告のようにも見えます。

 

10年前からいわて銀河系環境ネットワーク(元NPO法人)に関わって来たのですが、今、その理念が輝きを増していると思いますので、年頭に当って再確認する次第です。初心忘れず、地域皆様のお役に立てるよう精進して参りますので宜しくお願いします。

 

いわて銀河系環境ネットワーク設立趣旨

http://samidare.jp/gingakei/note?p=log&lid=257240

『18世紀半ばの産業革命に始まり現在に至るまで、われわれ人類は産業システムを完成させ経済発展を極めました。しかし、過度な経済合理性の追求は、「大量生産・大量流通・大量消費・大量廃棄」の仕組みをも生み出し、その結果、生物の生命の源でもある大切な自然環境を破壊し、また廃棄物や地球温暖化などの環境問題を引き起こしました。
 
従来の産業資本主義の下では、物質と金融は重視されはしたものの、人間に最も大切な自然や人という資本を蔑ろにしてきことを反省しなければなりません。われわれはこの事実を再確認し、持続可能な社会に向けた取り組みを行う責任を果たす必要があります。
 
今後は、従来の資本主義を見直し、自然や人という資本を重視した新しい社会システムの構築を目指す、「ナチュラルキャピタリズム」(自然資本の経済)が必要であると考えます。
そこで、われわれは、この理念を大切にし、次のような活動を行っていくつもりです。

・分水嶺から沿岸までの流域圏を一つの概念ととらえた循環型の社会システムの構築を目指します。

・地域の課題を明らかにするとともに、多様なニーズを踏まえ、地域発意を基本とした新しいビジネスモデルをつくることで、地域経済の活性化を目指します。

・課題解決に当たっては、資源生産性を高め、自然生態系に則り、サービスとフローを重視した新しいビジネスモデルをつくるとともに、自然資本への再投資を行うなど、地域の自然資本を重視した取り組みを行います。

・具体化に際しては、内外の広範なネットワークを活用するとともに、実証を通じた実践的な問題解決を図ります。

「環境首都」岩手県をモデルに、豊かな自然と産・官・学・市民の英知を結集し、地域の総合力を引き出すことで、わたしたちの子孫のさらなる繁栄のための新しい公共空間を構築するために、わたしたちは「NPOいわて銀河系環境ネットワーク」の設立をここに宣言します。』

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